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ウォウウォウ

原作を全く知らないままに 進撃の巨人 を観てきた。

 原作を読んでいない自分が、進撃の巨人を観てきました。

 そりゃね、あれだけの話題作だからさわりの部分はなんとなく分かる。主人公の名前はエレンで、なんか近くに幼なじみの女がいて。人類は巨人がうがーって来るから高い壁をおっ建ててその中で暮らしてんだけど、ずっと来なかった巨人がある日突然うがーって来て…って話でしょ。これが原作において何話までの話かは分からないけど。

 マンガ原作、例えば「寄生獣」なんかは思い入れが強すぎて観るのが怖い。20年以上前の小学生のときに初めて読んでドハマりして、何度も何度も読んでるから、自分の中で出来上がった寄生獣の世界観を映画で改変されるのが嫌だったんだよね。実際観てないし。でもこの「進撃の巨人」は原作観てないから、もしかしたら面白いのかもしれない、と思って観に行く決意をしたのです。

 で、感想。

 面白かった。酷評してる人が多いイメージだったんだけど、多分それは原作に「思い入れ」が強い人なんだろうな。でももちろん悪い部分もある。というか悪い部分が本当に悪い映画だった。

個人的に引っかかった部分。こっから先はネタバレありです。

 

脚本の粗の多さ

  •  一番最初に巨人が攻めてきたとき、民間人よりも先に逃げているピエール瀧隊長(役職知らないけど)。
  •  「巨人が気付くから大きな音を立ててはならない」という指示があったのに装甲車で凸凹道を走る一団(「叫ぶくらいなら舌を噛め」っていう指示もあったから余程叫ばない限りは巨人は気付かないかもしれないけど)。
  •  シキシマの立ち振舞がギャグ漫画。
  •  ピアノの音は結構響くと思うよ。
  •  巨人に寝込み(性的な意味で)を襲われるシーンがあるけど、この人達はなんで見張り置かないの。喰われても全滅しないほどには人員に余裕があるのに。そもそもなんで壁の上に見張り置かないの?(原作ではどうなってるんだろう)
  •  中ボス的な攻撃が効かない巨人はもう一悶着ぐらいあったほうがいいんじゃないの。

絵的な雑さ

  • 最初に巨人が街を襲ってきたシーンで、画面右上に巨人が見切れてる箇所があったんだけど、それがいかにも「合成」で萎えた
  • 立体機動装置で飛んでる人物を正面から捉えたシーンは背景から浮きすぎ

 ハリウッドの「超大作!」と呼ばれる映画の脚本もかなり雑だったりするけど、映像の勢いで有無を言わせない感じにするんだよね。でも「進撃の巨人」にはそれがイマイチだった。部分部分で合成がバレバレなんだ。そりゃ現実にないものだから難しいのは分かるんだけど、ハリウッド映画であれだけ違和感の無い合成映像を見せられていると、ひと目で合成と分かる映像は萎えるんだよね。観客のすべては「特撮ファン」じゃないもの。しかもこれ海外にも出すんだとしたら映像のレベルが低いと思われるんじゃないの。

 この映画を観て思ったのは、日本の「娯楽大作」をダメにしてるのは特撮マニアなんじゃないかという気がしてる。「特撮」にこだわってこの違和感なのだとしたら、日本の特撮にはもう未来が無いよ。少なくとも背景との違和感を無くすることにはこだわろう。観てていちいち気になるんだ。

 ハリウッド版のトランスフォーマーだって、パシフィック・リムだって本当は日本が作らなきゃならなかった映画だと思う。もし映画監督を志す人がいたら、日本の特撮をもう手本にしちゃダメだと思うんだ。

 というわけで、後編を楽しみにしています。

 

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